【海外市場の注目ポイント】米小売売上高
本日午後10時半に10月の米小売売上高が発表される。前回は予想外に7カ月ぶりの前月比マイナスを記録し、米個人消費の減退が懸念された同指標。GDPの個人消費部門との連動性が大きいとされる自動車、建設資材、ガソリンスタンド、飲食店を除いたコア指数も予想の+0.3%に対して+0.0%と横ばいを示していた。
内訳をみても、変動が比較的激しい自動車、ガソリンスタンドの下げに加え、オンラインショップを含む無店舗小売りが-0.3%と昨年12月以来の減少幅を記録。総合小売りが-0.3%、景気に比較的好調な時に伸びやすいスポーツ・書籍・趣味が-0.1%など、ここにきて個人消費の勢いが鈍化している可能性が意識される内容であった。
今回は前回が弱かったこともあって、プラス圏の回復が期待されている。前回同様に予想外に弱めの数字が出てくると、一気にドル売りが広がる可能性も。
【米国】
小売売上高(10月)22:30
予想 0.2% 前回 -0.3%(前月比)
予想 0.4% 前回 -0.1%(自動車除くコア・前月比)
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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