NYダウ先物急落で売り先行 21100-21400のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
NYダウ先物急落で売り先行
●9日のNY株式市場は米中貿易協議の部分的合意への期待から反発。中国が米国の制裁関税の一部撤回を条件に米国産農産物の購入を拡大する「部分的合意」を求めていると報じられ、買いが先行した。トランプ米大統領は以前から「部分的な合意では満足しない」との立場を示し、限定的な戻り。
ダウ工業株 26346.01(+181.97)△0.70%
ナスダック 7903.74(+ 79.96)△1.02%
S&P500 2919.40(+ 26.34)△0.91%
●本日の日経平均はNYダウ先物急落で、売り先行と読む。CME日経平均先物の終値は2万1570円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1456円と比べ110円ほど高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値はCMEと同値の2万1570円。
●シカゴグローベックスNYダウ先物275ドル安(執筆時)。
「米中貿易協議の進展なし」と一部速報が流れ大幅安。
為替も107.035円まで円高に振れる。
●日経平均のポイント
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2万1570円 CME日経平均先物
2万1456円 昨日終値
2万1434円 5日線
2万1359円 26週線
2万1289円 75日線
●今週の主な予定
10(木)
米 前週分 EIA週報
日 9月 企業物価指数
中 9月 社会融資総量
米 9月 CPI原数値
米 9月30日週次 新規失業保険申請件数
11(金)
米 10月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。