ユーロ圏は今後8年間マイナス金利が続くとの見方も=NY為替
ユーロドルはNY時間に入って下げ渋る動きが出ており、1.1065ドル近辺まで買い戻されている。ロンドン時間には戻り売りが優勢となり1.1040ドル近辺まで値を落とす場面が見られた。全体的にはFOMCの結果待ちで様子見気分が強い。
ECBは先週の理事会で中銀預金のマイナス金利を深堀したが、市場の一部からはユーロ圏のマイナス金利の状態は長期化するとの見方が出ており、今後8年間はマイナス金利の状態が続き、市場の金利への欲求が強まり、債券利回りを押さえ込むと指摘している。
貿易問題や世界経済低迷で低インフレが続きECBは緩和姿勢を継続せざるを得ないと見込んでいるようだ。しかし、ECBの緩和政策だけでは経済を成長経路に復帰させるには不十分で、金融政策から財政政策への大きなシフトが必要であるとも述べている。
EUR/USD 1.1063 EUR/JPY 119.66 EUR/GBP 0.8866
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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