買い一巡後もみ合い 20800-21100のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
買い一巡後もみ合い
●5日のNY株式市場は米中の貿易協議が進展するとの期待から、大幅続伸。米中が10月初めにも閣僚級の貿易協議をワシントンで開くことを受け、期待から買いが入った。8月の米ADP雇用報告では、非農業部門の雇用者数が前月比19万5千人増と市場予想(14万人増)上回る増加。7月の米製造業新規受注は前月比1.4%増と予想(1.0%増)を上回り、11カ月ぶりの大きな伸びを記録した。8月の米ISM非製造業景況感指数も予想以上に上昇し、良好な経済指標が買いを後押し、ダウは一時480ドル高まで拡大した。引けは上げ幅を縮小したものの、連日の大幅高で取引を終了。
●本日の日経平均は買い一巡後もみ合いと読む。CME日経平均先物の終値は2万1150円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1085円と比べ65円高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1130円。
●日経平均株価のポイント
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2万1290円 26週線
2万1231円 200日線
2万1164円 昨日高値
2万1150円 CME日経平均先物
2万1085円 昨日終値
2万1080円 75日線
●シカゴグローベックスNYダウ先物30ドル高(執筆時)。
●今週の主な予定
6(金)
○独 7月 鉱工業生産
○仏 8月 準備資産総額
○欧 Q2 GDP改定値
○米 8月 米雇用統計
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。