反発、香港情勢の沈静化や英国の合意なき離脱回避を期待=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=56.26(+2.32 +4.30%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が2.32~2.34ドル高。その他の限月は0.73~2.32ドル高。
香港の林鄭月娥・行政長官が「逃亡犯条例」改正案を正式に撤回したと発表したことが、長引く香港情勢の沈静化を連想させ、金融市場全体の警戒感を和らげた。一時は中国政府の軍事介入も警戒されていたが、デモ参加者にようやく譲歩する格好となった。英下院が欧州連合(EU)からの合意なき離脱を阻止する法案を可決したことは、現在の離脱期限である10月末にかけて高まりつつある警戒感を和らげ、株価とともに原油価格を押し上げた。
10月限は時間外取引の終盤から買いが勢いづき、通常取引開始後は56.58ドルまで一段高となった。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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