きょうも米２-１０年債利回りが一時逆転、ドル円相場は神経質に＝ロンドン為替

きょうも米２-１０年債利回りが一時逆転、ドル円相場は神経質に＝ロンドン為替

　昨日話題となった米２-１０債利回りの逆転現象だが、きょうも東京午後には再び１０年債利回りが２年債利回りを下回る場面があった。ただ、ロンドン朝方にかけては１０年債利回りの上昇とともに逆転現象は解消されている。

　ドル円相場はロンドン早朝に105.90近辺から一気に106.78レベルまで急伸した。市場では特段の円売りおよびドル買いの材料はみあたらなかった。そのなかで、米長短金利の逆転が前日のドル円の下落を招いたことから、逆転解消で短期筋にショートカバーを誘引した面も指摘されそうだ。また、取引時間が東京市場とロンドン市場のハザマで、取引量が減少するタイミングだったことが、値動きを増幅させた面があったようだ。

USD/JPY　106.24　EUR/JPY　118.43　EUR/USD　1.1150
米１０年債利回り　1.5843％
米２年債利回り　1.5687％