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日経平均は鯨幕で、反発

達人の予想 

日経平均はとりあえず、5週線奪回

おおむね週末の日経平均は、寄付9時から9時15分のレンジの中で、往来相場を繰り返しました。
この間、グローベックス市場ではNYダウ工業株先物は、小甘い気配の切り下げから、次第に下げ幅拡大。後場寄りには100ドルを超える気配の切り下げとなりました。どうもこれは、プラスでスタートした上海コンポジット指数がマイナス圏に沈んだことが影響しているかもしれません。その後の上海は、昼をはさんでいったん底入れ。
ただ引け前30分は、やや失速気味。最終的には91円高の20,684円。本日高いところでは189円高までありました。
面白いことに、業種別騰落を見ますと、上昇セクター上位には鉱業、繊維、精密、非鉄、石油・石炭といったシクリカル系が多い一日でした。印象とはかなり違います。
日経平均プラスの寄与度のほうを見ると、上位は圧倒的にテルモ<4543>、資生堂<4911>、KDDI<9433>などディフェンシブ銘柄ばかりで占められているので、かなり温度差があるようです。
もっとも、ディフェンシブの強さというのも、積極的に買われているというよりも、消去法で買われているという傾向が強いようです。
日経平均は6日の安値前後からは、陽線と陰線が交互に立つ「鯨幕」で反発基調を続けています。

材料にも反応薄

本日は、中国の4-6月期のGDPや、中国人民銀行が公表した人民元取引基準値、そのほか日本の中長期国債買い入れの減額といった材料はほとんど相場に影響を与えていなかったようです。
取り合えず、今週で一番月中では下がりやすい「月間のアノマリー」が終わります。
ただ来週からは、後述するように夏枯れ相場と言われる典型的な期間、お盆の時期になります。
ここで材料が出た場合には、意外に大きな動きになりやすいので、戦略的にはキャッシュポジションを高めにしておくのが定石です。

「3連休+お盆休み」前の相場で買われるもの

本日は、3連休を控えた週末。おまけにお盆で市場参加者が極端に減少する週の直前です。
寄付はSQでしたから、これで機関投資家は短期的なポジション整理が終わっており、いわばフリーハンドです。
従って、とくに後場になって買われる銘柄があるとしたら、来週に向けて先高感があるのだという想定をしていました。
実際のところ、フタを開けてみると、ほぼほぼそれはディフェンシブ銘柄であったということです。
個人的な好みから言えば、本日上昇率ランキング上位では、UBICOM<3937>、第一精工<6640>、KADOKAWA<9468>、アニコム<8715>などを上げることができますが、しょせん決算で高騰しているだけです。第一反応が強いのは良いとして、落ち着いた後、第二次反応がポイントです。

ディフェンシブだからと言って、何でもいいわけではない

日経新聞ではどちらかというとディフェンシブ系に優位性があるという記事が多いです。本日も朝刊では、私鉄9社が最終増益となったことを取り上げています。
しかし、実際に株価チャートを見ますと、9社がそろって上がっているわけではなく、上昇トレンドがはっきりしているのは、わずか3銘柄だけです。
それは、阪急阪神<8977>、名鉄<9048>、京成<9009>、この3銘柄です。
年初来高値更新をしたのは、阪急阪神が最初で、次に名鉄、そして本日京成がブレイクしました。
信用需給は9社の多くは1倍以下ですから、決して悪くありません。
また、配当利回りも、現在の東京市場では多くの銘柄の配当利回りは高いので、むしろ低い電鉄株が多いのです。
したがって、この3銘柄がほかにくらべて突出して買われているというのは、もっと別の理由があるはずだということになります。
関東、中部、近畿の私鉄大手のうち、観光資源を結ぶ幹線となっているという点は指摘できますが、かなり定性的な評価なので、プログラム売買が作用しているとしますと、やはり力不足です。どうしてもその場合には定量的な裏付けが必要なので、もっと理由はほかにあると思いますが、それがなにかは不明です。

戦略方針

日経ダブルインバースETF<1357>の買い持ち持続です。6週線、3週前の終値の二つを抜かない限り、日経レバレッジETF<1570>に入れ替えることはできません。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

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