ポンド安が英サッカー界にも影響=NY為替
NY時間の終盤に入ってポンド円は買い戻しも一服しており、128.65円近辺に伸び悩んでいる。ポンドは対ドルでは下げが一服しており1.21ドル台半ばでの推移が続いているものの、対ユーロや円では売りが続いており、ポンド円は年初来安値水準での推移が続いているほか、対ユーロでは2年ぶりの安値水準まで下落した。ジョンソン首相の発言で市場は合意なき離脱へのリスクが高まっており、ポンドは下値模索が続いている。
このような中、英サッカー界の選手獲得には最悪の時期となってしまったようだ。今週末から英プレミア・リーグが開幕になるが、それに伴って選手の移籍市場は明日が閉幕となる。今年は34名の選手を欧州大陸から獲得したようだ。逆に23名の選手を欧州大陸に放出したようだが、移籍時に元のクラブに移籍金を支払わなくもよい自由移籍の選手が多く、それに加えて今回の対ユーロでのポンド安が圧迫し、各クラブは使える資金が通常よりもかなり厳しかったようだ。
GBP/USD 1.2140 GBP/JPY 128.61 EUR/GBP 0.9220
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。