ドル円、米中通貨安問題で105円台半ばから107円台。
マーケットコンディション
昨日のドル円は105.93円で始まると、前日NY引け間際に米財務省が中国を為替操作国に認定した事を受け早朝に105.52円まで売り込まれた、東京時間、中国人民銀行が公表した人民元の基準値が想定よりも元高水準だったことを受け、過度な警戒感が後退。ドル円は、一時107.09円まで反発。ロンドン時間は、106.30円前後で小動き。NY時間、一時106.24円まで下押しとなったが、米中通貨問題に対する警戒感の後退からNYダウ平均が上昇し、ドル円も106.60円台まで回復。その後は小動きとなり、106.45円でクローズをむかえた。
ドル円、米中通貨安問題で105円台半ばから107円台。
昨日は、久々にボラの高い展開となった。米中貿易摩擦に過敏になっているという事のようだ。とはいえ、1/3のフラッシュクラッシュ時の安値104.83円に迫る下落となった。米中貿易戦争の先が見通せない以上、下落に対する警戒は続きそうだ。
テクニカル的に昨日の戻り高値107.09円は、109.31円-105.52円に対する戻り38.2%(106.96円)レベルとなる。戻ったとしても107.41円(50%)・107.86円(61.8%)あたりが目一杯か。
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。