まもなくFOMCの結果発表 0.25%の利下げが確実視=NY為替
ドル円は108円台半ばでの推移が続いている。まもなくFMCの結果が発表される。0.25%の利下げが確実視されており、市場も織り込み済みといったところで、声明やパウエルFRB議長の会見に注目している。前日発表のPCEコアデフレータが予想を下回るなどインフレの低下傾向は続いているものの、6月FOMC以降に発表になっている主要経済指標は強い内容が相次いでいる。
足元の経済指標だけから見れば、追加利下げは正当化されないものの、世界経済や不透明な貿易問題の影響を背景に追加利下げにオープンな姿勢を強調してくるのではとも見られている。また、FOMCメンバーの中で2名は反対票を投じてくるとの予想も出ていた。
0.5%の大幅利下げへの期待も一部にはあるものの、その可能性はかなり低いと思われる。これまでもFRBは、政策発表当日にサプライズを引き起こさないように事前に市場に織り込ませる傾向にある。トランプ大統領は要請したようだが、0.5%利下げはない可能性が高いと思われる。
市場ではドル買いの反応との見方も出ている。
USD/JPY 108.56 EUR/USD 1.1134
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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