円安を材料に小動き 21500-21800のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
円安を材料に小動き
●29日のNY株式市場は重要イベントを控え小動き。週内に米連邦公開市場委員会や米中閣僚級貿易協議、アップルなどハイテク企業の決算、週末には7月の雇用統計などを控えて様子見ムードが強い。米連邦公開市場委員会が、30日から31日にかけて開催され、市場では0.25%の利下げが有力視されている。ただ会合後のパウエル米連邦準備制度理事会議長の会見内容を確認したいとして、積極的な売買は控えられた。また、現地30日から中国・上海で米中の閣僚級による貿易協議が行われることも、手控え要因として意識された。
ダウ工業株 27221.35(+ 28.90)△0.11%
ナスダック 8293.33(- 36.88)▼0.44%
S&P500 3020.97(- 4.89)▼0.16%
●本日の日経平均は、円安を材料に小動きと読む。CME日経平均先物の終値は2万1620円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1616円とほぼ同水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1630円。
●日経平均株価のポイント
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2万1672円 5日線
2万1620円 CME日経平均先物
2万1616円 昨日終値
2万1520円 25日線
2万1453円 75日線
●日銀の金融政策決定会合は本日までで、結果公表は通常昼頃公表予定。
●上海では本日から2日間の日程で、米中の閣僚級貿易協議が開催される。
●今週の主な予定
31(水)
○欧 7月 CPI速報値
○欧 Q2 GDP1次速報値
○米 7月 ADP民間部門雇用者数
○米 7月 シカゴPMI
○米 7月31日 FF金利誘導目標
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。