【本日の見通し】FOMC控えドルはしっかりも動きは限定的か。
今日、明日のFOMCを控えて、積極的な動きを手控える流れもありそう。
基調はドル買いドル円に関してはドル高の勢いはゆっくりも
押し目は鈍く、下がったところでは買いが出る流れに。
ポンドは下げがどこまで続くか。
戦時内閣として、EU離脱に向けた動きを積極化しているジョンソン政権。
バークレイEU離脱担当相に加え、ラーブ外相が副首相格として交渉を担当
合意なき離脱準備担当にゴーブ国務相、
さらにジャビド財務相、コックス法務長官というEU離脱派メンバーで固めたチームで
EUとの交渉及び交渉がうまくいかなかった場合の離脱強行実施に動いている。
ジョンソン氏以外からも合意なき離脱への強い意志が示された週末からの動きで
市場は警戒感を一気に強めた格好で、当面頭の重い展開に。
党首選の中で、穏健派の代表で会ったハント前外相ですら
バックストップには否定的であったことから、
保守党としてバックストップ含みでの離脱合意はまずない。
保守党の支持率が急上昇している中で、総選挙を実施すると、
保守党の勢力拡大(及びブレグジット党の議席確保)で
強行離脱の流れがさらに強まる可能性もあるだけに、
合意なき離脱への警戒感は当面続くとみられる。
ポンド以外は基本FOMC待ち。
一部で今日の日銀金融政策決定会合でフォワードガイダンスの変更があるのではとの思惑も
明日のFOMC結果発表で利下げが示される中では逆効果との観測もあり
期待はやや薄い。
minkabuPRESS編集部山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。