ポンド売り止らず 早期の総選挙の可能性まで意識される=NY為替
ポンドは下値模索が続いており、ポンドドルは2017年3月以来の1.22ドル台まで下落しいる。ジョンソン英首相はEUに対してバックストップ条項を削除するよう求めているが、EU側は断固として拒否している。ジョンソン英首相も合意なき離脱を準備する姿勢に言及しており、ポンドは売りを強めているようだ。
更に一部からは早期の総選挙の可能性も指摘されている。その場合、労働党が政権をとる可能性もあり、いずれにしろポンドにとってはネガティブな材料と見られている模様。
きょうの下げで完全に21日線から下放れる展開が見られている。心理的節目の1.20ドルを視野に入れそうな動きが出ている。過熱感を示すRSIは30を下回って来ており、売られ過ぎの水準に入っているものの、買い戻しの雰囲気は出ていない。
GBP/USD 1.2233 GBP/JPY 133.16 EUR/GBP 0.9106
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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