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“期待”と“不安”が交錯する週末…!?

達人の予想 

◆ドラギ発言で乱高下 - 最終的に“金利主導のドル買い戻し”が優勢に…

※ご注意:予想期間は7月27日と表示されていますが、本日(7月26日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


注目のECB理事会は、「金利は据え置き」「フォワードガイダンスは修正(少なくとも2020年前半まで、現行もしくは“それ以下”の金利水準を必要な限り継続)」とされました。
“概ね想定通り”の結果といえますが、ただその後に行われたドラギECB総裁発言が“波乱”を演出しました。

 『今回は利下げを議論しなかった』
 『次回(9月)会合時のスタッフ金利見通しを確認後、最適な判断を下す』

この発言を機に「過度な欧利下げ期待感」は後退し、これが“欧州株安→米国株安”をもたらしました。
ところがマーケットの関心は「金利見通し」に向いていることもあり、株安を背景にした“リスク回避姿勢⇒円買い”は目立つことはありませんでした。
逆に“欧州国債利回り上昇⇒米国債利回り上昇”は注目されることになり、“欧利下げ観測緩和⇒過度な米利下げ観測後退”は囃されました。
こうしてユーロドルでは“ドル売り”が先行したものの、“金利主導のドル買い戻し”が次第に優勢となり、ドル円は“108.750円”へと上値を伸ばしていきました。

◆結果次第で「米4-6月GDP」は、上下どちらにも揺れ動く…?

本日の注目は「米4-6月GDP」であり、事前予想を上回るようなことがあると“もう一段の巻き戻し”も期待されるところです。
一方で4-6月といえば、米中貿易摩擦が激化した時期と合致します。
直近の米経済指標は改善傾向が目立っていますが、だからこそ下回るようなことがあれば
“7月50bp利下げ観測”“米年3回利下げ観測”が再燃してもおかしくない…?

本日はFOMCを控えた週末に当たりますので、「積極的な売買は手控えられる」と考えるのが自然です。
“ポジション調整”が大きく入る展開はそれほど懸念しておらず、一方で“もう一段の巻き戻し”への期待も相当なものがありますが、それと同等あるいはそれを上回る?不安も存在していることは、頭の片隅に置いておきたいところです。
あくまで“一時的な見方”と考えますが…?

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.620(5/31高値、4/24~6/25の50%戻し、週足・一目均衡表先行スパン上限/下限/基準線、20週移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:109.141(月足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.000(大台、7/10高値、+2σ、4/24~6/25の38.2%戻し水準)
上値2:108.909(ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.750(7/25高値)
前営業日終値:108.633
下値1:108.566(+1σ)
下値2:108.391(日足・一目均衡表先行スパン下限、50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
下値3:108.177(20日移動平均線、7/18~7/25の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値4:108.040(7/25安値、大台)
下値5:109.945(7/24安値、7/18~7/25の50%押し、日足・一目均衡表転換線)

10:50 ドル円 抵抗・支持ライン追加

執筆者 武市佳史

執筆者 : 武市佳史|株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト

株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト。日本におけるFXの草創期より業務に従事。現在は週刊為替コラム「武市のなぜなにFX」の執筆やWebセミナー講師を務めるのみならず、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿中。

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