“膠着ムード”が漂う時だからこそ…!?

◆様子見ムード漂う中、小動きに終始

※ご注意:予想期間は7月24日と表示されていますが、本日(7月23日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


ECB理事会(25日)/FOMC(30-31日)を控え、マーケットには様子見ムードが漂っています。
“108円台”に乗せる場面こそ見られたものの、“上値の重さ”も健在であり、現在のドル円は“107円後半”での小動きを強いられています。

◆それでも「金利を背景にしたドル売り」は“さらに後退”と見るのが妥当

金利先物における「7月FOMC織り込み度」は、本稿執筆時で“25bp利下げ:77.0%、50bp利下げ:23.0%”となっています。
すでに「ブラックアウト期間(金融政策に関する発言禁止)」に入っていることを考えれば、
「大きな思惑変動は期待薄」であり、「米7月25bp利下げ」のコンセンサスが出来上がりつつあると考えるのが自然です。
つまり「金利を背景にしたドル売り」は、“さらに後退”と見るのが妥当ということにもなります。

◆“動きづらい”は事実だが…?

こうした中、『2年間の米歳出/債務上限引き上げを与野党間で合意』との報道が伝わってきました。
「トランプ大統領が署名するか?」はまだ定かではなく、現時点で“リスク選好”にも振れていませんが、少なくとも「大きなリスク要因が一つ、剥落」は疑いようがないところです。

テクニカル的に見ると、昨日高値は“20日移動平均線(本日は108.066円)”“7/10~7/18の50%戻し(108.097円)”が並ぶ「テクニカル的な節目(要所)」に当ります。
米欧金融政策を控えて“動きづらい”のは事実ですが、しかしそしてだからこそ“ここを突破”するようなことがあれば…?

“膠着”が基本、“上値の重さ”も健在ですが、引き続き“もう一段の巻き戻し”を期待、少なくとも“突破に向けた上値模索”を想定したいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:108.492(50日移動平均線、+1σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:108.373(7/16-17高値、週足・一目均衡表転換線)
上値3:108.308(7/10~7/18の61.8%戻し)
上値2:108.249(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:108.065(7/22高値、20日移動平均線、7/10~7/18の50%戻し、大台、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:107.868(日足・一目均衡表転換線)
下値1:107.691(7/22安値、7/18~7/22の50%押し水準、ピボット1stサポート)
下値2:107.592(7/18~7/22の61.8%押し、-1σ)
下値3:107.501(ピボット2ndサポート)
下値4:107.310(ピボットローブレイクアウト)
下値5:107.207(7/18-19安値、-2σ)

10:42 ドル円 抵抗・支持ライン追加

武市佳史

武市佳史|株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト

株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト。日本におけるFXの草創期より業務に従事。現在は週刊為替コラム「武市のなぜなにFX」の執筆やWebセミナー講師を務めるのみならず、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿中。

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