ドル円、3日振りの反発。
マーケットコンディション
昨日のドル円は、107.27円で始まると、早朝107.21円まで下押し。東京時間、NY連銀が、前日のウィリアムズ米NY連銀総裁によるハト派発言に対して否定的見解を示すと買いが先行し107.67円まで上昇。ロンドン時間は、ジリ高。NY時間、ブラード米セントルイス連銀総裁や米金融当局者らは、「今月末のFOMCで0.25%の利下げに踏み切ると示唆。0.50%の利下げは準備していない」と報道を受け、米国の大幅利下げ観測が後退し、107.97円まで上昇。しかし、トランプ米大統領のツイッターでの利下げ発言や中東の地政学リスクなどが嫌気され失速。107.71円でクローズをむかえた。
ドル円、3日振りの反発。
NY連銀の訂正コメント(?!)で、107円割れが回避。確かに過度な米利下げ観測は解消された感じはあるが、利下げは確定的である。また日本の参議院選が終了した事で、日米通商交渉を控え、円安にはなりにくいとみる。しかし、目先は反発色が強い。
テクニカル的に反発目処を計測すると、108.09円(112.39円-106.77円の23.6%戻し)が第一目標。また、反発力が継続された場合、ダブルボトム形成の可能性もある。この場合はネックラインが108.98円となり、これを突破すると111.19円までは計測できる。
目先の反発がどこまであるか確認したいところである。
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。