ドル円、米6月小売売上高好調で小反発。
マーケットコンディション
昨日のドル円は、107.89円で始まると、朝方107.82円まで下押しとなるが、東京時間、実需の買いなどで108円台を回復。その後は、日経平均がさえない動きとなり、ドル円も108円台前半で推移。ロンドン時間、108円台前半で小動きながら堅調。NY時間、6月米小売売上高が予想0.1%に対し0.4%と上振れると、米長期金利が上昇し、ドル円は108.37円まで上昇。その後、トランプ米大統領が「米中通商合意は長い道のりである。必要なら追加関税を課す可能性もある」などと述べると米国株が下落し、ドル円も追随する買いはなく、108.25円でクローズをむかえた。
ドル円、米6月小売売上高好調で小反発。
昨日は、決定打に欠ける動きで、108円を挟み小動き継続。ただ、米中貿易戦争で揉める中、米国小売が上振れとなった事は、買い要因である。
テクニカル的に、上値計測してみると、106.77円-108.98円-107.79円からの上値拡張で61.8%が109.15円、100%が110.00円となる。7/10の高値108.98円突破を狙うのは、ハードルが高そうである。
暫くは、108円を挟むレンジが継続しそうだ。
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。