原油が急落でカナダドル圧迫 イラン情勢の緊張緩和期待=NY為替
NY時間の終盤に入ってカナダドルは対ドルでの売りが続いており、ドルカナダは1.30加ドル台後半まで上昇している。商品市場で原油が急落しておりカナダドルを圧迫している。
ポンペオ米国務長官がイランとの協議にオープンと伝えられており、両国の緊張が緩和するのではとの期待が原油を押し下げている。また、ハリケーン「バリー」が熱帯低気圧に勢力を弱めたことで、メキシコ湾の製油所が操業を再開していることも原油の利益確定売りに繋がっている。
カナダ円は83.30円付近に来ている200日線に到達せずに82円台後半に伸び悩む展開。
各国中銀が出口戦略から後退する中で、カナダ中銀も利上げ期待を後退させている。ただ、利下げ期待まではまだ浮上していない状況だが、明日は6月のカナダの消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており注目される。
USD/CAD 1.3080 CAD/JPY 82.85
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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