米CPIのコア指数が予想上回りドル円は下げ渋る=NY為替
NY時間に入ってドル買い戻しの動きが出ており、ドル円は108.30円近辺に下げ渋っている。前日のパウエルFRB議長の米下院での議会証言を受けてドル売りが再開しており、東京時間にはドル円も107円台に値を落とす場面も見られた。パウエル議長の証言は予想以上にハト派な印象が市場に広がっている。
しかし、107円台に入ると買い戻しも出て、108円台に戻す中で、朝方発表になった6月の米消費者物価指数(CPI)のコア指数が予想を上回ったことから、利下げ期待がやや後退しており、米国債利回りの上昇と伴にドルも買い戻されているようだ。
現在はパウエル議長の今度は上院での議会証言が行われているが、事前原稿は前日と同じ内容で、貿易問題が米経済の見通しに重しとなっている点に言及している。
21日線が108.05円付近に来ており、その水準は維持されているものの、108.50円にかけては戻り圧力も強まりそうだ。
USD/JPY 108.28
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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