【本日の見通し】議会証言と議事録次第
今日、明日とおこなわれるパウエル議長の半期議会証言に注目が集まっている。
証言のもととなる議会に提出された報告書は、今日の下院、明日の上院で同一のため
注目は今日の証言のほうが高い。
市場の積極的な利下げ期待に対して、先週末の雇用統計の強めの数字が冷や水を浴びせ
市場の見通しが揺れている中だけに
今後の金融政策について語る議会証言が重要なポイントとなる。
今月の利下げに向けた姿勢が見られた場合や
年内複数の利下げ見通しが強まるような発言が見られた場合
ドル売りが広がる可能性が高い。
日本時間11日午前3時に公表される前回6月のFOMC議事録も要注意。
辛抱強くなれるという文言を削除し
今後については「景気拡大維持のために適切に行動」という文言を入れた前回のFOMCで
利下げに向けたどのような議論がされたのかに注目が集まる。
minkabuPRESS編集部山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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