ユーロドルは1.13ドルちょうど付近での振幅 ECBの利下げは9月か=NY為替
NY時間に入ってユーロドルは1.13ドルちょうど付近での振幅が続いている。21日線がその付近に来ており、注目の水準に再び来ている。前日の下落でユーロドルは1.12ドルまで値を落としていたが、その動きも一服しており、次の展開待ちといった状況。100日線が1.1260ドル付近に来ており下値メドとして意識される。
ロンドン時間にユーロは一時的に買い戻しが強まる場面が見られた。ブルームバーグが関係者の話として、ECBは7月に利下げを急がず、今回は9月を視野にガイダンスを微調整すると伝えている。
ECB当局者らは見通しが悪化した場合には今月25日の理事会で行動することが可能だと同意してはいるものの、今回はで追加金融緩和に踏み切る用意はなく、景気に関するさらなるデータを待つ考えだという。9月にはECBスタッフ見通しも発表されることも理由に挙げている。
一部からは7月利下げの見方も出ていたが、全体的には9月の利下げ見通しが有力視されていたことから、さほど驚きでもないことから、ユーロは一時的な反応に留まっている。
EUR/USD 1.1305 EUR/JPY 121.99 EUR/GBP 0.8970
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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