今夜から明朝の注目材料は＝外為どっとコム総研 神田卓也

東京市場のドル/円は、前週末の米中首脳会談を好感した動きで108.50円前後まで買いが先行しました。中国6月財新製造業PMIの悪化などが重しとなり一時108.10円台に押し戻されましたが、アジア株が全面高となる中で下値は限定的でした。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

7/1（月）
16:50　仏6月製造業PMI・改定値
16:55　独6月製造業PMI・改定値
16:55☆独6月雇用統計
17:00　ユーロ圏6月製造業PMI・改定値
17:00　ユーロ圏5月マネーサプライM3
17:30　英5月消費者信用残高
17:30　英5月マネーサプライM4
17:30☆英6月製造業PMI
18:00　ユーロ圏5月失業率
22:45　米6月製造業PMI・改定値
23:00☆米6月ISM製造業景況指数
23:00　米5月建設支出
-----　OPEC総会（ウィーン）

7/2（火）
07:45　NZ5月住宅建設許可件数
13:30☆RBA政策金利発表

※☆は特に注目の材料

米中首脳会談を終えて、市場の次の関心は米7月連邦公開市場委員会（FOMC）に向かうと見られます。米金利先物市場では、50bp利下げの織り込みは後退していますが、引き続き25bp利下げは100％織り込まれています。今夜は米6月ISM製造業景況指数の結果に注目です。なお、市場予想は51.0で、前回の52.1から低下すると見られています。