ECBが7月利下げでも、せいぜい上値を抑える程度との見方も=NY為替
ユーロドルは1.1375ドル近辺での推移となっている。ロンドン時間の早朝には1.1360ドル近辺からの買い戻しも見られ、1.14ドル台を試す動きも見られたものの、1.14ドル台を回復することなく伸び悩む動きが見られている。ただ、下押す動きまでは見られず、明日の米中首脳会談の結果待ちといった雰囲気が強い。
きょうは6月の消費者物価指数(HICP)の速報値が発表になっていたが、コア指数は前年比1.1%と依然としてインフレ上昇の気配は見せていない。
市場では、ECBが7月にも利下げを実施する可能性も徐々に聞かれ始めている。市場はその可能性を十分に織り込んではいないが、その利下げが実施されたとしても、せいぜいユーロドルの上値を抑える程度で、再び下値模索を強める可能性は小さいと見る向きもいるようだ。
EUR/USD 1.1375 EUR/JPY 122.68 EUR/GBP 0.8958
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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