ポンドは上値重い ジョンソン氏のインタビューで合意無き離脱のリスクを更に高める=NY為替
ポンドドルはNY時間に入って戻り売りに押されており、1.27ドル台前半に下落している。米利下げ期待が強まる中でドル売りの動きが続いており、ロンドン時間には1.27ドル台後半まで上昇していたものの上値は重い。
ポンドは対ドルでは買い戻しの流れが見られているものの、対ユーロや円では下落が続いており、決して力強い動きは見られていない。保守党・党首選でジョンソン氏とハント氏の一騎打ちが繰り広げられる中、離脱強硬派のジョンション氏が有力とも見られており、市場は合意無き離脱のリスクを高めている。それがポンドを圧迫し続けているようだ。
きょうはジョンソン氏のラジオでのインタビューが伝わっており、「現在のEUとの合意は基本的には死んでいる。もし、EUが英国に対する関税導入を決定したならば、突拍子もないことになるだろう」と述べていた。このインタビューで市場は合意無き離脱のリスクを更に高めていたようだ。
GBP/USD 1.2712 GBP/JPY 135.94 EUR/GBP 0.8956
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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