FOMCに向けユーロ円に売り推奨の声も=NY為替
NY時間の午後に入ってユーロ円は121.85円付近での推移となっている。NY時間にかけ買いが優勢となり122円台に上昇したものの、ユーロの上値が重くなるとユーロ円も戻り売りに押され121円台に伸び悩む展開。21日線が122.25円付近に来ているが、上値を抑えられた格好。
明日のFOMCに向け市場は神経質な展開が見られているものの、FOMCに向けユーロ円に売り推奨の声も聞かれる。FOMCが極端にハト派色を強めればドル円の下落がユーロ円を圧迫し、逆に極端にタカ派色を強めれば、ユーロの下落がユーロ円を押し下げるとしている。
市場は利下げの可能性示唆を期待しているが、既に市場はそれを過度に織り込んでいるとの見方も出ている中、FOMCが利下げを示唆したとしても反応は未知数だ。
明日はFOMCのほかに、ECBの年次シンポジウムがポルトガルのシントラで始まりドラギ総裁が冒頭演説を行う。
EUR/JPY 121.85 EUR/USD 1.1219 USD/JPY 108.61
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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