反発、オマーン湾でタンカー攻撃が発生=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=52.28(+1.14 +2.23%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.14~1.17ドル高。その他の限月は0.54~1.18ドル高。
ホルムズ海峡付近のオマーン湾でタンカー2隻が攻撃を受けたことから、供給不安が高まった。ホルムズ海峡は石油輸送の要所で、世界の需要の2割近くの石油が日々通過しており、タンカーが航行できなくなった場合の影響は甚大。タンカー攻撃には機雷が用いられたとみられており、単なる武装組織の行動ではないという。ポンペオ米国務長官は具体的な証拠を示さなかったものの、攻撃の背後にイランがあるとの判断を示した。
時間外取引で7月限は50.92ドルまで弱含んだ後、反転。通常取引開始前には53.45ドルまで急伸した。ただ、通常取引開始後は上げ幅を縮小した。
minkabu PRESS編集部
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執筆者 : MINKABU PRESS
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