ダウ平均は一時３６３ドル高まで上昇 米中対立やメキシコ関税などへの懸念緩む＝米国株序盤

NY株式4日（NY時間10:43）
ダウ平均　　　25165.10（+345.32　+1.39%）
ナスダック　　　7429.97（+96.95　+1.30%）
CME日経平均先物　20580（大証終比：+220　+1.07%）

　きょうのＮＹ株式市場は買戻しが強まっており、ダウ平均は３６３ドル高まで上昇した。きょうは米中対立やメキシコ関税などの懸念が緩んでいるようだ。中国商務省が米中貿易問題は対話で解決されると述べたことが好感。ただ、それには相互の信頼と平等、そして国益が必要とも語っている。

　メキシコ関税については、議会で反対される可能性も伝わっている。ワシントン・ポストによると、共和党の議員は反対票を投じるか協議していると伝えていた。共和党議員は関税による企業と消費者への影響を懸念しているという。一方、メキシコのエブラル外相は移民と貿易の双方の合意点は見つかると期待していると述べていた。

　米国債利回りも上昇に転じており、銀行株が上げを先導しているほか、エネルギーや産業株が上昇。前日売りが目立っていたＩＴ・ハイテク株はフェイスブックは続落しているものの、アマゾン、アルファベットは反発している。この動きを受け、他のＩＴ・ハイテク株も買い戻しが強まっているようだ。ナスダックは１％超の大幅高。

アルファベット（C）　1042.19（+5.96　+0.58%）
フェイスブック　161.60（-2.55　-1.55%）
ネットフリックス　348.97（+12.34　+3.67%）
テスラ　184.60（+5.63　+3.15%）
アマゾン　1712.47（+19.78　+1.17%）
エヌビディア　139.40（+5.62　+4.20%）
ツイッター　35.31（+0.88　+2.56%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　133.19（+1.75　+1.33%）
Ｐ＆Ｇ　104.16（+0.36　+0.35%）
ダウ・インク　49.38（+1.42　+3.04%）
ボーイング　345.07（+6.18　+1.81%）　
キャタピラー　 121.82（+1.17　+0.97%）　
ユナイテッド　 128.93（+2.07　+1.64%）　
ビザ 　160.87（+2.27　+1.41%）　
ナイキ 　80.00（+2.04　+2.64%）
ウォルグリーン　51.08（+1.17　+2.37%）　
３Ｍ　　162.72（+2.68　+1.68%）　
エクソンモビル　 72.87（+0.99　+1.40%）　
シェブロン 　117.05（+1.06　+0.93%）　
コカコーラ 　49.82（-0.16　-0.33%）　
ディズニー 　133.31（+0.84　+0.64%）　
マクドナルド 　199.69（+0.91　+0.46%）　
ウォルマート　101.98（+0.02　+0.02%）
ホームデポ　　194.42（+4.85　+2.55%）
JPモルガン　108.75（+2.29　+2.16%）
トラベラーズ　 147.00（+0.21　+0.14%）
ゴールドマン　 188.06（+4.87　+2.67%）
アメックス　 116.07（+1.45　+1.26%）　
ユナイテッドヘルス　 237.26（+0.70　+0.29%）
ＩＢＭ　　130.97（+2.70　+2.13%）
アップル　 177.69（+4.39　+2.51%）
ベライゾン　　56.41（+0.03　+0.06%）
マイクロソフト　 121.73（+1.89　+1.53%）
インテル 　44.24（+0.78　+1.77%）
ファイザー　42.23（+0.31　+0.75%）
メルク 　80.57（+0.31　+0.39%）
シスコシステムズ 　53.15（+1.37　+2.63%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美