ネガティブな反応なくドル円は買い戻し膨らむ ただ、110円台にはなお慎重=NY為替
きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となる中、ドル円は買い戻しが膨らんでおり110円手前まで戻している。トランプ大統領がファーウェイとZTEが製造した通信機器の米国内での販売制限に繋がる大統領令に署名し、米商務省が取引しようとする米企業に許可取得を義務付けを発表した。
中国側からの抗議も出ており、米中間の対立も激化している様子だが、きょうの市場はリスク回避の雰囲気は広がっていない。米株式市場も大幅高となる中、為替市場はドル買い・円売りが優勢となっている模様。
市場がネガティブな反応を見せていない明確な理由は見当たらないが、米中問題のエスカレートでドル円も一時109円割れを試すなど、今月に入って相当程度下げている。その分、過熱感も出ており、買戻しの好機となっているようだ。ただ、110円台にはなお慎重な雰囲気も見られる。
USD/JPY 109.90
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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