東京株式(大引け)=568円高と大幅に3日続伸、米株高を追い風に買い膨らむ
20日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸。前日のNYダウが最高値を更新したことを追い風に、日経平均株価は連日の大幅高となり一時3万8000円に接近した。
大引けの日経平均株価は前日比568円58銭高の3万7723円91銭。プライム市場の売買高概算は23億5357万株。売買代金概算は5兆9244億円となった。値上がり銘柄数は1077と全体の約66%、値下がり銘柄数は504、変わらずは63銘柄だった。
前日の米株式市場で、NYダウは522ドル高と3日ぶりに反発し最高値を更新。景気敏感株に加え、半導体株が買われナスダック指数も急反発した。米株高を受け、日経平均株価も値を上げてスタートし、上昇幅は一時800円を超え3万8000円台に迫る場面があった。日銀は正午前に、金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定したことを発表した。予想通りの結果だったこともあり、市場の反応は限定的だった。ただ、明日からの3連休を前に引けにかけては持ち高調整の売りで伸び悩んだ。半導体や電子部品、銀行、商社株などが買われた。
個別銘柄ではレーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が高く、アドバンテスト<6857>やソシオネクスト<6526>も買われた。村田製作所<6981>や太陽誘電<6976>、ニデック<6594>もしっかり。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、東京海上ホールディングス<8766>が堅調。三菱商事<8058>や三井物産<8031>が値を上げ、トヨタ自動車<7203>も上昇した。
半面、日本郵船<9101>や商船三井<9104>が安く、さくらインターネット<3778>やサンリオ<8136>が軟調。SCREENホールディングス<7735>が下落した。三井不動産<8801>やセブン&アイ・ホールディングス<3382>、オリックス<8591>が値を下げた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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