【東京市場】トランプ発言で円安進行
14日の東京市場。前日の海外市場で中国が米国に対する対抗関税の実施を発表したことや、米国がスマートフォンなども含む関税第4弾(リスト4)の原案を発表したことなどを受けて109円02銭を付けた流れを引き継いで、朝方はドル安円高が優勢に。ドル円は109円15銭近辺まで値を落とす場面が見られた。
しかし、トランプ大統領がホワイトハウスでのイベントで「中国との貿易協議が成功すると感じている」「中国との協議が成功か3-4週間以内に分るだろう」などと発言したことが報じられると、一転してドル買い円売りの動きに。
米株先物時間外取引が急騰、一時400円以上下げていた日経平均が下げ幅を縮めるなどの動きが見られる中、ドル円は109円70銭台まで回復。その後も高値圏もみ合いに。
昨日のNY市場夕方に1.1210台まで値を落としたユーロドルは、朝からじりじりと上昇し、1.1240近辺まで上昇。対円では米中協議をにらんだ円売りの動きもあって、122円60銭近辺から123円30銭近辺まで大きく買い上げられた。
minkabuPRESS編集部山岡和雅