ファイザーが上昇 悪材料出尽くし感も=ダウ採用銘柄
ファイザーが上昇しておりダウ平均をサポート。10-12月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。転移乳がん治療薬「IBRANCE」が前年比で58%増収となったことが寄与した。
ただ、通期見通しが予想を下回る内容。しかし、2019年度の見通しに関してはドル高の影響を考慮したとしている。1株利益を0.06ドル、売上高を9億ドル押し下げるという。また、自社株買いは90億ドルを見込んでいる。
株価は決算発表直後に時間外で下落していたものの、通常取引が開始すると上昇している。このところのヘルスケア銘柄の下落で、ある程度織り込まれていた面もあり、悪材料出尽くし感も出ているのかもしれない。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.64ドル(予想:0.63ドル)
・売上高:139.8億ドル(予想:139億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.82~2.92ドル(予想:3.04ドル)
・売上高:520~540億ドル(予想:542.7億ドル)
(NY時間10:03)
ファイザー 40.12(+0.59 +1.45%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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