【東京市場】株安受けたリスク警戒がドル安円高誘う
先週末の米株安の流れを受けて、週明けのアジア市場でも株安の動きが広がり、リスク警戒感が広がっている。ドル円は先週末終値に近い112円台後半で始まり、株安の動きを警戒して112円20銭台まで値を崩した。
大きく下げて始まった日経平均が下げ止まり、安値圏もみ合いとなったことで、ドル円もさらなる下値トライには慎重な動きが広がり、値を戻す格好に。午前中は中国本土株の下げが限定的なものにとどまったことも、ドル円の買い戻しを誘った。
ユーロドルは1.14台をしっかり回復して上昇。イタリアの予算問題に関して、本日修正案を閣議で検討し、水曜日にもユンケル欧州委員会委員長に提出し、会談予定。
ポンドドルは1.2760台まで上昇。英紙サンデータイムズが明日のEU離脱協定採決が延期される可能性と報じたことなどが買いを誘った。もっとも、EU離脱担当相は延期を否定している。
minkabuPRESS編集部山岡和雅