東京株式(大引け)=1487円安、中東情勢警戒し大幅安で3日続落
30日の東京株式市場はリスク回避ムードが強まるなか、日経平均は大きく下値を試す展開となり、一時2800円あまりの急落で5万円トビ台まで水準を切り下げる場面があった。
大引けの日経平均株価は前営業日比1487円22銭安の5万1885円85銭と大幅安で3日続落。プライム市場の売買高概算は29億241万株、売買代金概算は7兆9080億円。値上がり銘柄数は85、対して値下がり銘柄数は1436、変わらずは8銘柄だった。
きょうの東京市場は再びリスクオフ一色に染まった。中東情勢が一段と緊迫化するなか、イランでの地上戦に向けた思惑がリスク回避ムードを助長、前週末の米株急落を受け、東京市場でも幅広い銘柄に売りが波及した。原油先物価格も1バレル=103ドル台をつけるなど、再び上げ足を強めており、これに伴う世界経済への物価上昇圧力が警戒されている。他方、イランとの停戦合意への道筋も意識されるなか、売り方も動きにくく、米株価指数先物が小じっかりで推移するのを横目に、日経平均も後場の取引では下げ渋った。なお、値下がり銘柄数は1400を上回り全体の91%を占め、ほぼ全面安商状となっているが、一部のエネルギー関連株などが強さを発揮した。売買代金は8兆円台には届かなかったものの、前週末に続く7兆9000億円台と高水準だった。
個別では、売買代金上位のアドバンテスト<6857>が大きく売られ、ソフトバンクグループ<9984>の下げも目立つ。ディスコ<6146>が安く、三菱重工業<7011>も軟調だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが安い。日立製作所<6501>が売られ、三井金属<5706>も下値を探った。アイティメディア<2148>、東洋証券<8614>、明治電機工業<3388>が急落したほか、グンゼ<3002>、FPG<7148>などの下げも大きかった。
半面、古河電気工業<5801>がしっかり、レーザーテック<6920>、信越化学工業<4063>も買いが優勢だった。イーレックス<9517>が値上がり率トップに買われ、ライフドリンク カンパニー<2585>、レノバ<9519>が急騰。K&Oエナジーグループ<1663>、大紀アルミニウム工業所<5702>なども値を飛ばした。ジャパンディスプレイ<6740>が頑強な値動きを示し、東洋エンジニアリング<6330>も高い。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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