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【これからの見通し】ドル円は介入警戒感をにらみつつの展開

為替 

【これからの見通し】ドル円は介入警戒感をにらみつつの展開

 ドル円は158円台での推移を中心に方向性を見極める展開。東京午前に片山財務相による円安けん制発言で円買いとなる場面が見られたが、70銭程度の反応にとどまった。実際に介入を実施しない限り、円安の流れを止めることは難しいと見られる。23日の通常国会冒頭での衆議院解散がほぼ確実となる中、選挙での自民党勢力の拡大によって高市政権での積極財政路線が加速との思惑が広がっており、円安が進みやすくなっている。介入警戒感をにらみつつ、160円を試す展開が意識されている。ただ、今日に関しては週末ということもあり、積極的なドル買い円売りが進まない可能性がある。政治相場の様相を呈しており、やや不安定な動きとなっていることから、週末越えのポジション維持に慎重な姿勢が見られるようだと、今日は様子見ムードとなりそう。

 注目材料はFRB関係者の講演か。明日から今月の米FOMCを前に関係者が発言を制限されるブラックアウト期間に入ることもあり、今日は複数の関係者による講演予定が見られる。注目は17日午前1時からのボウマン副議長による講演(質疑応答あり)。もともとタカ派で知られた同氏であるが、副議長就任前後からハト派姿勢が強まり、据え置きとなった昨年7月の会合では、ウォラー理事とともに0.25%の利下げに投票するなど、金融緩和に積極的になっている。直近の米指標の堅調さから、マーケットは早期の米利下げ期待をやや後退させているが、ボウマン副議長などが強い利下げへの意思を見せると、ドル売りにつながる可能性がありそう。

 ユーロドルやポンドドルは上値の重さがどこまで続くか。昨日は英月次GDPや鉱工業生産などの強さにもかかわらずポンド売りが進むなど、欧州通貨は対ドルで弱さを見せている。この後も上値が重い展開が見込まれる。

 ユーロ円やポンド円は対ドルでの欧州通貨売りと円売りが交錯。不安定な動きとなりそう。ドル円が介入警戒感から上値の重い展開を見せると、クロス円でも売りが出る展開となりそう。

MINKABUPRESS 山岡

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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