ロンドン序盤はややドル高も静かな取引、ポンドは神経質に振幅も引き続き上値重い=ロンドン為替
ロンドン序盤はややドル高も静かな取引、ポンドは神経質に振幅も引き続き上値重い=ロンドン為替
週末のロンドン序盤は、ややドル高も静かな取引になっている。ドル円は東京市場からの154.31から154.74までのレンジ内での推移。足元では154.70付近と前日終値154.56レベルを小幅に上回っている。
ユーロドルは1.1620レベルに安値を広げているが、東京午後につけた高値1.1649レベルからは30ポイント以内の値動きにとどまっている。ドル円とともに前日終値からややドル高の水準となっている。
ポンドドルは11.31台半ばでの推移。ロンドン序盤に1.3108レベルまで安値を広げたが、その後は一気に1.3200レベルまで買い戻される動きがみられた。英予算案をめぐる関係者報道に敏感に反応している。財政見通しの改善によって所得税増税を回避できる見通しとしつつも、依然として所得税の課税最低額を引き下げる可能性が高い、給与天引き制度による歳入増を見込むと実質的な増税措置を検討としていたことの反応したようだ。ただ、足元では1.3150台へと再び下げている。ドル円やユーロドルと同様にややドル高方向に振れている。
ドル相場にとっては引き続き主要な米経済指標の発表日程が決まることが待たれている。米株先物や欧州株は軟調に推移しており、週末調整圧力の面もあるようだ。
USD/JPY 154.67 EUR/USD 1.1621 GBP/USD 1.3159
執筆者 : MINKABU PRESS
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