日銀「ハト派」据え置きとの声、コア来年前半にかけ2%下回る 12月利上げ期待後退
日銀「ハト派」据え置きとの声、コア来年前半にかけ2%下回る 12月利上げ期待後退
日銀は予想通り金利を据え置いた。高田委員と田村委員が前回同様、据え置きに反対した。前回から反対票が変わらず2票だったことから円売りとなっている。一部で反対する委員が増えるとの見方が広がっていた。
声明は「通商政策の影響巡る不確実性はなお高い」「経済リスクは下振れ傾向にある」「消費者物価指数は26年度上半期にかけて2%下回るペースで減速の見込み」など、ハト派的な内容が目立った。そのため12月利上げ期待が後退している。
日銀通過で円売り、ドル円は153円台を回復している。このあとの会見で植田日銀総裁が慎重姿勢を示せば、きのうのFOMCタカ派利下げと相まってドル円はさらに上昇する可能性も。
執筆者 : MINKABU PRESS
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