反発、米国はインドに50%の二次関税を発動=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=64.15(+0.90 +1.42%)
ウクライナ戦争を続けるロシアへの経済制裁の一環として、米国がロシア産原油の購入続けるインドに計50%の関税を発動したことが支えとなった。全体としてインドがロシア産原油の購入を取りやめる兆候は今のところなく、インド石油産業に個別の動きが見られるだけだが、米国とインドの摩擦が強まっていくと想定されるなかで、インドのロシア離れが意識された。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油や石油製品の在庫が減少したことも支援要因。ただ、製油所稼働率は94.6%まで低下し、夏場の需要期の終わりを示唆した。
時間外取引で10月限は上値が重く、一時62.95ドルまで軟化した。ただ、通常取引開始を控えてプラス転換すると、その後は64.23ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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