米ロ首脳会談、ユーロ相場に影響の可能性=NY為替
本日の為替市場は明日の米消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、ユーロドルは売りが優勢となっており、1.15ドル台に下落している。きょうの下げで再び21日線を下回っており、中期的な上向きの流れは堅持しているものの、上値が重い不安定な値動きも見られている状況。
トランプ大統領とプーチン大統領が金曜日にアラスカで首脳会談を行う。ウクライナ紛争を巡る協議で市場の一部では和平への期待も出ているようだが、内容次第ではユーロ相場に影響を与える可能性があるとの指摘も出ている。
一部からは「今後数週間以内に停戦が実現すれば、ユーロは主にドル、円、スイスフランに対して堅調に推移する可能性が高い」との見方も出ている。
ただし、停戦期待を背景に原油価格も8月に入って下落しているが、会談はなお不透明で、最近はG10通貨がウクライナ情勢への感応度を低下させており、ユーロへの影響は限定的となる可能性も留意されるとも付け加えた。
EUR/USD 1.1603 EUR/JPY 171.69 EUR/GBP 0.8653
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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