東京株式(前引け)=反落、朝高後に値を消し前引けはマイナス圏着地
25日前引けの日経平均株価は前営業日比40円09銭安の3万8750円47銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億7919万株、売買代金概算は2兆1601億円。値上がり銘柄数は445、対して値下がり銘柄数は1107、変わらずは75銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が全面高に買われたことを受けリスク選好の地合いが期待されたが、寄り付きこそ高く始まったもののその後はすぐに値を消す展開を強いられた。前日の米国株市場で半導体関連が大きく買われたことで、東京市場も同関連株の一角に買いが集まったが、利益確定売り圧力も拭えず総じて伸び悩んだ。中東リスクが後退する一方、トランプ関税に対する警戒感が買い手控えムードにつながっている。外国為替市場でドル安・円高方向に振れていることもあって全体相場の上値は重く、前引けの日経平均は小幅ながらマイナス圏で引けた。
個別では、前日に続いてきょうも前引け時点で断トツの売買代金をこなしているレーザーテック<6920>が頑強な値動き。アドバンテスト<6857>も買いが優勢。東京エレクトロン<8035>も水準を切り上げている。任天堂<7974>が堅調、三井E&S<7003>も上値追い再開となった。三菱電機<6503>も値を上げた。アドバンスクリエイト<8798>が急騰し値上がり率首位、黒崎播磨<5352>も物色人気に。半面、ディスコ<6146>が朝高後に軟化、ソフトバンクグループ<9984>も安い。三菱重工業<7011>が冴えず、オリンパス<7733>は大幅安。リズム<7769>が一時ストップ安に売られるなど急反落、gumi<3903>、GMOインターネット<4784>なども大きく下値を探った。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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