午後のドル円は一時150.62付近まで上値を広げる=東京為替概況
午後のドル円は一時150.62付近まで上値を広げる=東京為替概況
東京終盤のドル円は一段高。ドル円は、午前に一時150.20台まで上昇したあと、いったん伸び悩んだものの、午後にかけて上値を広げ、一時150.62付近まで上昇した。植田日銀総裁が午前の衆院財務金融委員会で「基調的物価上昇率はまだ少し2%を下回っている」などと発言したことから、日銀の早期追加利上げ観測が後退し、円が売られた。また、グールズビー米シカゴ連銀総裁が次回の利下げには予想よりも時間がかかる可能性を指摘したことがドル買いにつながり、ドル円の支えとなった。
クロス円も円売りが優勢。ユーロ円は一時162.42付近まで、ポンド円は一時194.79付近まで水準を切り上げ、午後にこの日の高値を更新した。
ユーロドルは朝からもみ合い。午後のドル高局面で一時1.0778付近まで下落したが、その後は下げ渋りをみせた。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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