ルーメンが大幅安 AT&Tが同社の消費者向け光ファイバー事業の買収に向けて協議中と伝わる=米国株個別
(NY時間14:27)(日本時間03:27)
ルーメン<LUMN> 4.09(-0.78 -15.95%)
AT&T<T> 27.26(+0.30 +1.09%)
先ほどから通信のルーメン・テクノロジーズ<LUMN>に売りが強まっており、大幅安となっている。AT&T<T>が同社の消費者向け光ファイバー事業の買収に向けて協議中だと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。両社は55億ドル以上の評価での取引について独占的に協議中だという。
今月初めのカンファレンスで、ルーメンのスタンスベリーCFOは、同社のファイバー・トゥ・ザ・ホーム(FTTH)事業について、撤退して現金化する意思があるかという質問を受けていた。それに対して、「最終的に消費者向け資産は市場が統合される場所に移動することになり、その統合の時点でわれわれは統合者になるつもりはない」と述べていた。
同CFOはベライゾン<VZ>によるフロンティア買収提案や、BCE<BCE>によるジップリー・ファイバー社との合意など、業界における他の多くの取引を例に挙げていた。
同CFOは、FTTHとワイヤレスのバンドルにより、大手プロバイダーは顧客離れが少なくなり、価格設定の面でも強みを発揮できるとも述べていた。
【企業概要】
世界各国の企業・公的機関・通信会社向けに、通信設備ベースのテクノロジーおよび関連製品とサービスを提供する。地上光ファイバー長距離ネットワークは、自社が運営する大都市ファイバーネットワークに接続し、長距離データ転送、エッジクラウド、セキュリティ、マネージドサービス機能など顧客のニーズに応える。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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