アジア株 上海株0.6%高、住宅市場若干改善 政府系ファンドお気に入りのETFに資金流入
アジア株 上海株0.6%高、住宅市場若干改善 政府系ファンドお気に入りのETFに資金流入
東京時間14:09現在
香港ハンセン指数 22936.07(-40.74 -0.18%)
中国上海総合指数 3344.23(+19.81 +0.63%)
台湾加権指数 23561.47(-104.64 -0.44%)
韓国総合株価指数 2676.32(+49.51 +1.88%)
豪ASX200指数 8421.70(-59.31 -0.70%)
インドSENSEX30種 76242.81(+275.42 +0.36%)
アジア株はまちまち。
中国の新築住宅価格が1月に若干改善したことが好感されており、上海株は上げ幅を拡大している。中国政府系ファンドが好む中国株ETFの1つが1%超上昇していることから、住宅統計をきっかけに当局が株価下支えに動いた可能性もある。中国人投資家は香港株に殺到しているようでDeepSeekブームでも中国株は冴えない。
香港株は0.18%安、バイドゥ決算を機に利益確定売りが広がっている。連日ハイテク関連主導で上昇し、前日には約4カ月ぶり高値を更新した。年初来で14%超も上昇しているため過熱感が漂っている。ただ、DeepSeek熱は冷めておらず売り一巡後は買い戻しも見られる。バイドゥは2.6%安、四半期決算の売上高が2.4%減少したことが嫌気されている。
DeepSeekによるハイテク株高はまだまだ続きそうだ。中国気象庁は観測にDeepSeekのAIモデルの導入を検討していることを明かした。また、中国政府によるテック企業支援強化も期待されている。月曜日に中国習近平国家主席はアリババ創業者のジャック・マー氏やDeepSeek創業者のリャン・ウェンフォン氏らと会合を開いた。
豪州株は3営業日続落、2週間ぶり安値をつけている。エネルギーや生活必需品、ハイテク、不動産、金融など幅広い銘柄が下落。豪中銀はきのう約4年ぶりに利下げに踏み切ったものの、さらなる利下げに慎重な姿勢を示したため早期の追加利下げ期待が後退している。ブロック豪中銀総裁は「インフレ勝利宣言はまだできない、今回の利下げはさらなる引き下げを意味するものではない」と市場を牽制した。あすはハウザー豪中銀副総裁の講演が予定されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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