米10年債利回り上昇 関税のニュースが再浮上 米雇用統計は利下げへの慎重姿勢を裏付け=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:30)(日本時間06:30)
米2年債 4.285(+0.073)
米10年債 4.491(+0.056)
米30年債 4.690(+0.053)
期待インフレ率 2.429(+0.016)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは上昇。きょうは1月の米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数(NFP)は予想を下回ったものの、前回分が大幅に上方修正されたことや、失業率が4.0%に低下したこと、そして平均時給が予想以上の伸びを示した。FRBの利下げへの慎重姿勢を裏付ける内容であった。3月利下げは選択肢から消えたとの指摘も出ている。
一方、本日はトランプ関税のニュースが再浮上し、リスク回避の雰囲気が広がったが、米国債利回りは上昇を維持。関税=インフレの見方から利回りは上昇を維持している。
2-10年債の利回り格差は+20(前営業日:+22)とイールドカーブはフラット化。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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