ややドル安も一服、NY時間のトランプ演説控えて動きにくい ドル円156円台半ば=ロンドン為替概況
ややドル安も一服、NY時間のトランプ演説控えて動きにくい ドル円156円台前半=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ややドル安の動き。ドル円は東京午後に156.75近辺まで買われたあとは、売りに押されている。ロンドン序盤には156.21近辺まで下押しされた。ユーロドルは1.0390近辺まで軟化したあとは上昇に転じて高値を1.0420近辺に更新。ポンドドルも1.2294近辺まで下げたあと、1.2331近辺まで買われた。ただ、足元ではドル安の動きは一服しており、いずれの通貨ペアも前日NY終値付近へと戻してきている。ユーロ対ポンドの動きも方向性は示されていない。このあと日本時間24日午前1時にトランプ米大統領がダボス会議で演説を行う。何が出てくるのか分からない面もあり、市場は事前のポジションを取りにくい状況になっているようだ。米10年債利回りは4.59%台から4.63%付近へと上昇。欧州株は高安まちまち。米株先物・時間外取引では前日の上昇から反落しているが、ダウ先物は上げに転じている。
ドル円は156円台半ばでの取引。東京市場では買いが優勢だった。156.30付近から午後には156.75近辺まで買われた。しかし、買いは続かずロンドン市場にかけては売りに転じている。ロンドン序盤には安値を156.21近辺に更新した。足元では下げも一服している。方向感に欠ける上下動となっており、トランプ演説待ちとなっている。
ユーロドルは1.04台前半での取引。ロンドン朝方に1.0390近辺まで下押しされたが、その後は買いに転換。ロンドン序盤には高値を1.0420近辺に伸ばした。足元では1.0410付近と前日NY終値水準に戻している。ユーロ円は東京午後に163.13近辺まで買われたが、その後は売りに押されている。ロンドン序盤には162.63近辺に安値を広げた。その後は下げ渋り162円台後半で揉み合っている。対ポンドでは特段の方向性をみせていない。
ポンドドルは1.23台前半での取引。ロンドン朝方に1.2294近辺まで下落したあとは上昇に転じている。ロンドン序盤には1.2331近辺に高値を更新した。ポンド円は東京午後に193.01近辺まで買われるも、その後は売りに押されて192.40付近まで反落。足元では192円台後半へと買い戻されている。いずれも前日NY終値を軸に上下動。ユーロポンドは0.8445から0.8458までの狭いレンジ取引となっている。1月英CBI製造業受注指数はマイナス34と前回のマイナス40から改善した。やや対ユーロでの買いがみられる程度の反応にとどまっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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