反落、紅海の航行正常化を期待=NY原油概況
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=77.85(-0.86 -1.09%)
ニューヨーク原油の2025年3月限は反落。イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意が成立したことを受けて、イエメン西部を支配地域とするアンサール・アッラー(フーシ派)がイスラエルに対する作戦行動の停止を発表しており、紅海を通過する船舶の航行が正常化すると期待されたことが重し。イスラエルに虐殺されるパレスチナ人を支援するため、フーシ派はイスラエルに関与する船舶や、イスラエルに兵器を供与する西側の船舶に対する攻撃を繰り返してきたが、これがなくなれば紅海を安全に通過することができるようになる見通し。ただ、停戦合意後もイスラエル軍はパレスチナ自治区ガザを攻撃しており、停戦の行方は不透明。
時間外取引で3月限は売り優勢。通常取引開始後も利益確定の動きが続き、一時76.93ドルまで下落した。ただ、安値からはやや切り返して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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