ポンド下落 英中銀は予想以上に追加利下げに前向き=NY為替
きょうのポンドは売りが強まっており、ポンドドルは1.25ドル台前半まで下落。目先は11月安値の1.2485ドルが意識されそうだ。本日は対ユーロでもポンドは売りを強めている。
本日の英中銀の金融政策委員会(MPC)がポンド売りを誘発。政策金利は予想通りに据え置かれたが、委員の投票行動は6対3で、3名が利下げを主張していた。また、ベイリー英中銀総裁も「金利の方向性は下方で、市場の次回2月の利下げの織り込みは合理的な出発点」と述べていた。短期金融市場では2月の追加利下げの確率を70%程度で織り込んでいる。
今週の一連の英経済指標が、英国のインフレ圧力が依然根強いことを示したことで、市場は追加利下げのハードルが高まったと見ていたが、本日のMPCからは、そうでもないことが示された印象が広がっているようだ。
GBP/USD 1.2530 GBP/JPY 197.62 EUR/GBP 0.8267
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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