植田日銀総裁の講演、タカ派メッセージなくいつも通りの発言 12月利上げ観測後退で円売り
植田日銀総裁の講演、タカ派メッセージなくいつも通りの発言 12月利上げ観測後退で円売り
最近の円安進行を受け、18日の講演で植田総裁が12月会合に向けタカ派メッセージを発信するとの思惑から先週末から円買いが進み、週明け東京時間にドル円は一時153.80円台まで下落した。ただ、講演は特に目新しい発言はなく、いつも通りの内容だった。
植田総裁は、金融緩和度合いの調整のタイミングは先行きの経済・物価・金融情勢次第。米国をはじめ海外経済や市場動向などリスクを十分注視する必要があると繰り返した。
植田総裁発言を受け円が下落。ドル円は一時155.10円台まで上昇、講演前の153.80円台から1円以上も上昇している。12月利上げ観測後退で日経平均は下げ幅を縮小している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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