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ドル円、再び150円を拒まれる 米CPIと米新規失業保険申請件数を受けてドル売り=NY為替序盤

為替 

 きょうの為替市場はNY時間に入ってドルの戻り売りが優勢となる中、ドル円は148円台半ばに値を落としている。本日は一時149円台半ばまで買い戻されていたが、再び150円を試す動きが拒まれた格好となっている。

 先ほど9月の米消費者物価指数(CPI)と米新規失業保険申請件数が発表になり、どちらも予想を上回っていた。米CPIはこのところのインフレ低下の一服感を示す内容となった一方、米新規失業保険申請件数は予想を大きく上回り、雇用の冷え込みを示唆する内容となっている。米CPIについてはインフレ低下の一服を示す内容とはいえ、FRBの利下げサイクルに大きく影響するほどではない。

 一方、米新規失業保険申請件数の悪化で、短期金融市場では11月FOMCでの0.25%の利下げ期待が再びさらに高まっている。前日までは据え置きの可能性も若干高まっていたが、CMEのFedウォッチでは0.25%の利下げの確率が86%、据え置きが14%となっている。前日はそれぞれ80%、20%だった。

 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。

10日(木)
現行付近にはなし

USD/JPY 148.60 EUR/JPY 162.68
GBP/JPY 194.25 AUD/JPY 100.04

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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