アジア株 上海株は再び2700台割れ、休場明け香港は下落スタート 韓国SKハイニックス急落
アジア株 上海株は再び2700台割れ、休場明け香港は下落スタート 韓国SKハイニックス急落
東京時間11:05現在
香港ハンセン指数 17669.01(+8.99 +0.05%)
中国上海総合指数 2699.59(-17.69 -0.65%)
台湾加権指数 21690.61(+11.77 +0.05%)
韓国総合株価指数 2551.94(-23.47 -0.91%)
豪ASX200指数 8149.00(+6.93 +0.09%)
アジア株はまちまち。米大幅利下げが好感されている一方で中国景気減速懸念が高まっている。きのうの米FOMCは期待通り50bpの大幅利下げに踏み切った。ただ、パウエルFRB議長は追加利下げを急がない姿勢を示している。
中秋節休場明け香港株は下落して始まった、その後はプラス圏を回復しているものの上値は重い。香港金融管理局は19日、FRBに追随して基準金利を5.75%から5.25%に引き下げた。大幅利下げを好感して、龍湖集団や華潤置地、中国海外発展、新鴻基地産発展、恒基兆業地産など不動産株が総じて上昇している。一方、銀行やエネルギー関連は下落。中国中秋節連休中の消費回復は期待外れとの見方から、旅行関連も下落している。
上海株は反落、再び2700ポイント台を割り込んでいる。公益や金融、エネルギー関連、医療品、生活必需品など幅広い銘柄が下落している。長引く不動産不況に消費低迷でデフレスパイラル懸念が高まっている。米国の利下げ後に中国も政策金利であるローンプライムレートを引き下げるとの見方が広がっているが、引き下げたところで中国経済には焼け石に水。
米中関係悪化も警戒されている。米財務省シャンボー次官(国際問題担当)率いる代表団は19日、中国を訪問し中国高官と会談する予定。米国側は中国に対し工業部門の過剰生産能力への懸念を伝えるとしている。
中秋節(秋夕)連休明けの韓国株は下落。半導体大手のSKハイニックスが10%安と急落、2月以来の安値をつけている。米モルガンスタンレーが同社の格付けを「オーバーウェイト」から「アンダーウェイト」に引き下げ、目標株価を従来の26万ウォンから半分以下の12万ウォンに引き下げたことが嫌気されている。サムスン電子など他のハイテク関連も連れ安。
執筆者 : MINKABU PRESS
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