東京株式(寄り付き)=反発、リバウンド局面移行も上値の重い展開
10日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比170円高の3万6386円と反発。
前日まで日経平均は5日間で2500円近い下落をみせており、目先自律反発狙いの買いを誘導している。前日の欧州株市場でドイツやフランス、英国といった主要国の株価が総じて強い動きを見せたほか、欧州時間のリスク選好の流れを引き継ぎ米国株市場でも景気敏感株やハイテク株など幅広く買い戻された。前週末発表された8月の米雇用統計が悲観する内容ではなかったとの認識が改めて広がったことや、今月行われるFOMCで利下げがほぼ確実視されていることから買い安心感も浮上した。ドル・円相場が円安方向に振れていることもあり、東京市場もリスクオンの流れを引き継ぐことが期待されるが、前日の後場に日経平均は欧米株高に先立って戻り歩調を強めていたことで、その分上値が重くなっている。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。